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次の文章の（　　）内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組合せを【ア】～【ウ】のなかから選び、その番号を解答用紙にマークしなさい。

被相続人の直系卑属で当該被相続人の養子となっている者（いわゆる孫養子）は、代襲相続人である場合を除き、相続税額の（　　　）加算の対象となる。

• 相続・事業承継
• 相続と税金

相続税の2割加算についての設問です。

正答：【イ】2割

被相続人の配偶者および1親等の血族（子、父母）以外の人が、相続や遺贈によって財産を取得した場合には、納める相続税額に2割を加算することとされています。これを「相続税額の2割加算」といいます。2割加算に該当する人は、例えば、2親等の祖父母や兄弟姉妹や孫、3親等の甥や姪等です。
相続税額の2割加算を考えるにあたっては、本問のような孫養子には注意が必要です。被相続人に孫が養子となった場合、民法上では被相続人と孫の関係は実子と同じ1親等の親子関係になりますが、相続税額の2割加算の対象とはなってしまいます。ただし、その孫養子が代襲相続人となった場合は、孫として相続しているのではなく、本来相続するはずだった被相続人の子の代わりに相続することになるため、相続税額の2割加算の対象とはなりません。

この問題では、代襲相続人ではない孫養子が相続する際に加算される額を問われているため、空欄には「2割」が入ります。

したがって、正答は【イ】です。

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