FP3級の合格率は?わかりやすくほかの資格と比較してみた
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「人生100年時代」という言葉を耳にしませんか? それは同時に、長い人生において「資産形成」や「ライフプランニング」が必要不可欠な時代になったともいえます。
実生活にも役立つと言われているFP3級の資格。
しかし、初めてFP3級を受験する人は
- FP3級は簡単と聞いたけれど、実際の難易度は?
- 合格率はどれくらい?
- 独学でも受かるの?
と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは他の資格と比較しながら、FP3級の難易度や合格率、目安の勉強時間や勉強方法について詳しく解説していきます。
1. 「FP3級」ってどんな資格?
FP3級はお金の基礎知識を身につけられる国家資格のひとつです。
ファイナンシャルプランナーを目指す人や銀行、保険会社、不動産などで勤める方が取得する資格だと思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
生きていく上で誰もが直面するお金について様々な分野で学ぶことができるのです。
特に受験資格などもないため、老若男女問わず近年人気の資格です。
2. FP3級の難易度はどれぐらいなのでしょうか?
結論を先に言うとFP3級の難易度は低いです。
難易度が低いとされる理由は以下の3つ。
- 合格率が80%~90%と高い
- 勉強時間は平均80~100時間
- 独学で取得することが出来る
FP3級の合格率は、日本FP協会のホームページを見ると学科は80%前後、実技に関しては90%近い合格率になっています。この結果を見ると、かなり合格率の高い難易度の低い国家資格だということが見て取れます。
さらに、勉強時間においても平均80時間~100時間程度勉強すれば受かると言われております。
元々、FPに関連するような仕事に従事していたり、学校でFPについて学んだ方についてはさらに少ない時間で合格することも十分可能です。
会社員や主婦の方など忙しくてまとまった勉強時間が取れない・・・という方が多いと思いますが、目安の勉強量100時間とは実際どれぐらいなのでしょうか?
例えば1日2時間勉強時間を確保できれば1か月で60時間勉強できる計算になるので2か月もあれば十分ということになります。
もし1日1時間しか勉強できないとしても、3か月でおおよそ90時間勉強できることになるので短期間で学習できるというのも難易度が低いと言われる理由のひとつかもしれません。
そして難易度が低いとされる理由、もうひとつは独学で取得が可能ということです。
FP3級を取得したほとんどの方がテキストを購入し独学で勉強して合格しています。
通信講座に申し込んだり講義を受けたりしなくても市販のテキストで十分学べますし、実務経験なども必要ないので誰でも簡単に挑戦することができます。
上記の理由などからFP3級は難易度の低い国家資格だと言われているのかもしれません。
3. FP3級を他の資格と比較してみた
では、FP3級が実際にどれぐらいの難易度なのか以下の3つの資格と比較してみました。
- 日商簿記3級
- 宅地建物取引士
- 行政書士
日商簿記3級
FP3級とともによく取得されている資格のひとつに日商簿記3級があります。
日商簿記3級もFP3級と同様に独学で取得可能で、比較的簡単と言われていますが、合格率を見てみると50%前後であることが多く、FP3級に比べると低くなっています。
また、勉強時間も150~200時間必要といわれているので、大差はありませんがやや日商簿記3級のほうが難易度は高いといえるでしょう。
宅地建物取引士
次に宅地建物取引士と比較してみましょう。宅地建物取引士とは不動産における取り引きにおいての専門士のことです。
こちらも受験資格が特にないので誰でも受験可能な資格です。合格率は15%~17%とFP3級に比べるとかなり低くなっています。
また、宅地建物取引士の資格取得の為に必要な勉強時間は200~300時間と言われているため、こちらもFP3級に比べると難易度が高いと言えます。
行政書士
最後に行政書士と比較してみましょう。行政書士は国や地方公共団体などに提出する書類の作成や手続きなどを行うことができる国家資格です。
行政書士もFP3級と同様受験資格が必要ない国家資格で、法律関係の資格の中では比較的簡単だと言われていますしかし合格率は10%~12%程度でかなり難易度の高い資格であることが分かります。
必要な勉強時間も600~1000時間となっているのでこちらは圧倒的に難易度が高いですね。 上記3つの資格と比較しても分かるようにFP3級の資格は合格率をみても、勉強時間の面でも難易度の低い資格だということが分かります。
4. FP3級に一発合格するには⁇どうやって勉強すれば良い
FP3級は難易度が低い、比較的取得しやすい資格だということが分かりました。
実際に、FP3級を受験した人のほとんどがテキストを購入して独学で勉強して合格しており、ファイナンシャルプランナーとしての知識が全くないところからスタートする初学者の方も独学で合格することが出来ます。
しかし、お金に関する基礎知識とはいえ、出題範囲が幅広いため、
「本当に独学で合格できるの?」
「どうやって勉強すればいいの?」
「効率よく勉強するには?」
と不安になる方も多いと思います。
では、実際に合格を目指すにはどのように勉強すれば良いのでしょうか?
勉強方法は、
- テキストで各分野ごとに勉強
- ひとつの分野が終わったらその分野の問題を解く
- テキストを1周したらあとは過去問を解く
以上の3点がポイントです。
FP3級は大きく分けて6つの分野から成り立っています。
年金や保険、相続、投資や不動産など幅広い分野の学習が必要ですが、身近なテーマが多い分、なんとなく聞いたことがある単語も出てきますし、これから生きていくにあたって必要になるであろう知識について学ぶことも多いので自分自身に置き換えて考えてみたりすると意外と理解しやすいと感じるかもしれません。
効率良く勉強するには、テキストでひとつの分野を学習したらその分野の問題を解くということです。
これを繰り返し、テキストが終了したら、あとは過去問を解いていきます。
テキストを完璧に理解しようとすると、かなり時間を要するのでポイントは一通りテキストを勉強したらあとは過去問をひたすら解くということです。
テキストで100%理解できていなくても、過去問を解いていくなかで理解し、知識が身についていきます。間違えた問題はチェックしておき、何度も解いていきましょう。うまく過去問を利用することで効率的に学習することができます。
FP3級の試験は学科試験については正誤を問う問題と三肢択一問題で構成されており、実技試験においては三肢択一問題となっています。
どちらもマークシート方式です。
記述式の問題がないため、ある程度理解していれば答えを選択することができます。
出題傾向も似通っているので過去問をたくさん解くことで合格に近づくことができますよ!!
実践あるのみです!!
5. まとめ
FP3級の難易度は低く、しっかり計画を立てて勉強すれば合格することができる資格だということが分かりました。
就職や転職で有利になる場合もありますし、何より知っていて損のない内容ばかりの資格なので是非チャレンジしてみてください。